ワーキングホリデーや語学留学などで海外生活をすれば、誰もが英会話が上達すると思い込みがちです。ただ、実際海外で長年暮らしている方々に聞くと、海外に住んでいても、まるで日本に住んでいるかのように暮らすことはできるというのです。英会話はスーパーで買い物するときの””How are you?””だけ。それも適当にごまかして、テレビも現地の番組ではなく、NHKかネット配信。パートナーが現地人だったり、子供がいれば条件は違いますが、海外に単身で暮らしていると、思うよりも日本語環境に落ち込む確率が高いようです。
海外で一年生活して、英語が上達したと言えるようになるには、それなりに英語環境に身をおく努力が必要だということです。といっても無理に誰彼なしに話しかける必要はありません。海外にいるからこそ、アウトプットよりもインプットリソースが豊富にあることを自覚して、どんどんTVを見る、外に出て行って人々の会話を聞く、図書館で本を読む、そうした地味な努力が結果的に実を結ぶのです。