物事の上達にはよく「習うより慣れろ」と言いますが、英語にはやはり「習う事」が重要です。しかし「習うだけではなかなか上達しない」のが英会話です。その訳は、英会話には「慣れ」がとても重要だからです。私は通信教育で英語を習い始め、初めての海外勤務で赴任した時点ではTOEICが650点程でした。それでも英国人の上司からの質問に対する答えには常にワンテンポ遅れ、イライラさせる事が度々有りました。そして「君の話は最後まで聞かないと、YES/NOが判らない」とよく言われました。それが３ヶ月後には自然と「YES/NO」が先に口から出て、続けてその訳を後から言うようになっていました。これは習う事による英語力の向上ではなく、英語的表現に「慣れた」だけなのです。それでは慣れる為には何をしたら良いのか？ですが、海外留学や海外勤務がベストとして、他に「英語での字幕付きの英語版映画」を是非お勧めします。それも同じ映画を、分からない単語を調べながら何度も繰り返して見る事です。そして全てのセリフを同じように言えるようにする事です。これこそが「英語を習って英会話に慣れる」安上がりで効果的な方法であると思います。